“正社員じゃない私”でも、ちゃんと母親してる。
“正社員じゃない私”でも、ちゃんと母親してる。―夜泣きと罪悪感のはざまで―
最近、3歳のお兄ちゃんの寝顔を見ながら、ふと考える。
「私はちゃんと頑張れてるのかな」って。
私はずっと正社員として働いたことがない。
出産前もパートや短期の仕事ばかりで、いまは家で子どもを見ている。
仕事がないから、保育園にも預けられない。
だから、日中も夜もずっと一緒。
嬉しいけど、時々、心が少しだけ疲れる。
夜泣きのたびに、夫を起こさないように息をひそめる
夫は高所作業の仕事。
毎日、脚立の上で危険な作業をしている。
だから夜中、子どもが泣いても、
「起こしたら明日、危ないかもしれない」と思って、
一人で抱っこして、あやして、泣き止むまでずっと歩き回る。
あの小さな体を抱えながら、
心のどこかで「私も誰かに抱っこしてほしい」と思う夜もある。
でも、朝になるとまた笑顔で「いってらっしゃい」って言う。
それが私の精一杯の“支え方”。
働いてない=頑張ってない、じゃない。
社会の中では、「仕事してない」と言うだけで
“何もしていない人”みたいに見られることがある。
でも、実際には違う。
夜中に起きて、泣いてる子を抱いて、朝ごはんを作って、洗濯して、
一日中、誰かの命を守っている。
それを「仕事」と呼ばずに、なんて呼べばいいんだろう。
保育園に預けられなくても、
働き口がなくても、
それでも私は、毎日ちゃんと“働いてる”。
子どもの笑顔を守ることが、いまの私の仕事だから。
「できないこと」より、「できていること」を数えたい
保育園に預けられない。
夜泣きが続く。
夫に頼れない夜。
それでも、今日も子どもは笑ってくれた。
ごはんを食べて、絵本を読んで、おやすみなさいって言ってくれた。
それだけで十分、今日も頑張った証拠。
私たちの育児には、“会社の評価”も“給料”もないけれど、
子どもの笑顔がいちばんのボーナスなんだと思う。
そして、同じように頑張るママへ
正社員じゃなくてもいい。
完璧じゃなくてもいい。
夜泣きのたびに泣いてもいい。
それでも、あなたはちゃんと“お母さん”です。
夜の静けさの中で泣きながら抱っこしたあの時間も、
きっといつか「愛しい記憶」に変わるから。
いまはその瞬間を、ゆっくり抱きしめてあげてほしい。
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