断乳後に寝ない…これは失敗じゃない|“安心の再スタート”で乗り切る夜のケア

断乳後に寝ない…これは失敗じゃない|“安心の再スタート”で乗り切る夜のケア

断乳・卒乳のあと、
「寝なくなった」「夜泣きが増えた」「今までより大変…」
そう感じているママは、とても多いです。

私もそうでした。
「やめる」って決めたのに全然寝てくれなくて、
心が折れそうになった夜、何度もありました。

でも結論から言うと、
断乳後に寝ないのは“よくあること”で、失敗ではありません。


① なぜ断乳すると寝ないように見えるの?

赤ちゃんにとって授乳は、
栄養+安心+つながりでした。

断乳は、「安心のかたち」を変える時期。
だから一時的に不安が高まり、夜に起きやすくなるのです。

  • お腹は満たされている → 栄養はOK
  • でも「安心の合図」が変わる → 心が追いついていない

つまり、赤ちゃんは“わからなくて不安”になっているだけ。
ママのせいでも、やり方が間違っているわけでもありません。


② 断乳後に必要なのは「寝かせる」より「落ち着かせる」

断乳直後は、「寝かせるぞ!」と気合を入れなくて大丈夫です。
必要なのは、眠らせる技術よりも “安心に戻る道”

そのためにできることは3つだけ👇

  1. いつもと同じ声で話す(声のリズムは安心の信号)
  2. 背中やおでこに一定のリズムのタッチ
  3. ぬいぐるみ・タオルなどの“安心の代理”を固定

授乳のかわりに、
「安心の手がかり」をそっと置いてあげる。
それで十分なんです。


③ 寝室ルーティンは“シンプルでいい”

おすすめは、たった3ステップ👇

  1. お部屋を少し暗くする(照明はオレンジ寄り)
  2. ぬいぐるみ or タオルを一緒にお布団へ
  3. 「今日もよくがんばったね」だけ言う

10分でできるし、
泣いていても、静かでも、どっちでもOKです。

大事なのは、
「寝る前の空気感がいつも同じ」になること。


④ 泣いたときの“声かけテンプレ”

「わかってるよ、眠りたいんだよね。
ママここにいるよ。だいじょうぶ。」

泣き止まなくても大丈夫。

これは「泣き止ませる言葉」じゃなくて、

「一人じゃないよ」の合図だから。


⑤ 断乳後は“ママも少し泣いていい”

断乳って、赤ちゃんだけじゃなくて、

ママにとっても卒業なんですよね。

授乳のあたたかさや、抱っこの時間。

それを思い出して泣けてしまう夜があってもいい。

赤ちゃんは、あなたの胸から離れるんじゃなくて、

あなたの腕の中で成長していきます。


⑥ まとめ|これは「終わり」じゃなくて「新しい安心の形」

断乳後に寝ないのは、失敗でも、後戻りでもない

「安心のかたち」を一緒に作り直しているだけ。

今日のあなたは、ちゃんとやれてる。大丈夫。

ゆっくり、いっしょに、眠りに向かっていきましょう🌙

▶ 発達別ねんねガイド一覧へ

Visited 1 times, 1 visit(s) today